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2007年 12月 03日
基本計画設計審査 老人ホーム2007
先日、県庁で老人ホームの基本計画設計審査がありました。
県庁から建築担当者含め3名、出先から1名、市から1名
施設から2名と私の計6名の参加で18時より県庁内で行われました。

ユニット型老人ホームは、10人のお年寄りの部屋(各個室)とリビングや
食堂、個室の浴室等で住居ユニットを形成します。
建物は、中廊下をはさんで6つのブロック、各ブロックの間には
光や風のための光庭を計画しました。
中廊下の各ブロック接点には、住居ユニットの接点でもある
広場、セミパブリックスペースを設けました。
道と広場を中心とした町の形成概念で建物計画をしました。

ユニット型老人ホームの計画では、施設の老人のプライベートスペース(各ユニット)、
施設の老人の交流の場であるセミパブリックスペース、施設の老人と地域の交流の場である
パブリックスペースの繋がりを大切に考えます。

設計審査では
・避難経路と施錠の問題
・認知症の入所者の安全対策と施錠の問題
・各ユニットの食堂・リビングの介護職員とお年寄りとの見通し(接点)の問題
・施設外周の安全対策等
が検討事項で出されました。

入所者にとって良い施設であるように計画を纏めたいと思っています。
ただ難しいのは、開園より老人の介護度の平均値が上がっていくことです。
この事も大事な計画条件です。

基本計画設計審査 老人ホーム2007_c0087349_55254100.jpg

by core1808 | 2007-12-03 05:58 | 老人ホーム 2007


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