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2006年 10月 11日
暖簾(のれん)掛け いろいろ
以前、いくつかの飲食店(和食系の店が多い)を計画した際に暖簾の話がでました。
暖簾は利用目的、機能によりいろいろな種類があります。
暖簾に付き物が暖簾掛けです。デザインを工夫することによりお店のイメージつくりの
仕掛けにもなります。いくつか設計した暖簾掛けを集めてみました。
暖簾について
暖簾は、お店の看板としての機能やお客さんに営業中か否かを知らせる機能もあります。
暖簾の発祥は奈良時代、日除け、塵や埃除けとして、店棚に布切れを掛けたことが事の始まりで、当初は「のうれん」と呼ばれていました。平安時代になると、商家が軒を並べるようになり、「のうれん」は店頭に屋号や商号、取扱商品などを染めて掲げられるようになります。
時代が下るに連れ、日本独自の暖簾文化が発達していきます。
暖簾は布を素材にしたものが一般的で、長さや機能により、半暖簾、長暖簾、水引暖簾、
日除け暖簾に分けられます。
また他の素材では、玉暖簾、篠暖簾、縄暖簾(居酒屋を思いだします)があります。
屋内用は、床暖簾、潜り暖簾、絵暖簾もあり、いろいろな利用場所や機能を果たしています。

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寿司屋の木製暖簾掛け、壁直付け型:つばさ寿司本店
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洋食屋の鉄製(フラットバー加工)暖簾掛け、壁ブラケット型:キッチン マカロニ
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うなぎで有名な和食店の木製暖簾掛け、壁ブラケット型:すみの坊富田町店
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日除け暖簾と暖簾の組合せでデザイン:すみの坊富田町店


by core1808 | 2006-10-11 05:56 | WORKS


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