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2011年 03月 30日
木造耐震補強工事-T邸
今週からT邸の耐震補強工事が始まりました。
T邸は昭和53年(1978年)建築の木造2階建て、
延べ面積が約87㎡(26坪)の建物です。

T邸の現況耐震診断の結果(1階部分)は次の通りです。
南北方向:0.38(倒壊する可能性が高い)
東西方向:0.59(倒壊する可能性が高い)

東西南北の耐震要素(耐震壁等)が少ないので評点が低くなり、
また南北方向の耐震要素(耐震壁等)のバランスが悪く
西側に方より偏心を起こしていました。
また基礎にひび割れが3ヶ所ありました。

当初、補強計画を制震装置による工法で考えていましたが、
今回の地震の影響で生産中止になり、急遽筋かいと
構造用合板による補強方法を考えました。
構造用合板も今では建材店に在庫がない状態ですが、
着工前工務店が確保したため工事が出来ました。
基礎のひび割れは専用の補修材により補修します。

耐震補強計画 コア建築計画研究所 西山
施工 夢創 露木

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筋かい用の補強金物(既存にも取付ける)

by core1808 | 2011-03-30 23:40 | WORKS-耐震


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