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2009年 11月 21日
「静岡県構造指針・同解説2009年度」改訂講習会
「静岡県構造指針・同解説2009年度」改訂講習会_c0087349_9184839.jpg昨日、静岡県構造指針の改訂の講習会が三島文化センターで
開催されました。

東大名誉教授の岡田先生が「東海地震対策が始められたころ」
地震関係の今までの経過を説明され、その後
改定検討部会長の東大名誉教授の小谷先生から
改訂に至った背景と内容について説明がありました。

建築基準法との整合性の変更とか色々ありますが、以前から静岡県は
建築構造に関して先進県でした。
そのおかげで8月11日の駿河湾沖地震も被害が比較的少なかったと
言われています。
しかし先日のEディフェンス(兵庫県にある耐震実験施設)の木造3階建ての実験で
試験体1 耐震等級2(基準法の1.44倍)N値計算で接合部  完全倒壊
試験体2 耐震等級2(基準法の1.44倍)簡易計算で接合部  倒壊同等
つまり接合部を基準通り設計した建物は完全倒壊し(長期優良住宅に疑問)、簡易設計の建物は完全倒壊を免れました。
                           構造基準がエスカレートして厳しく成りすぎると逆に結果が心配です。

「静岡県構造指針・同解説2009年度」改訂講習会_c0087349_9215653.jpg


by core1808 | 2009-11-21 09:22 | 建築


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