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2008年 06月 24日
ブル-ノ・タウト「旧日向利兵衛別邸」1936
建築士会主催による「地域の文化財建造物を判定できる専門家」
育成研修が始まりました。
第1回の講座の中で静岡県の文化財が紹介されました。
2004年に建築士会三島支部で見学会を行いましたブルーノ・タウトが設計の
「旧日向利兵衛別邸」も紹介されました。

当時は日本カーバイドの持ち物で売却の予定がありました。
今後の事を考え、所有者のご協力を頂き急遽見学会を計画しました。
その後、奇特な方の出現により購入そして熱海市へ寄付し、
現在は文化財として登録しています。

当時の読売新聞の記事が簡潔に旧日向邸を紹介しています。
戦前の日本を訪れ、桂離宮などを世界に紹介したことで知られる
ドイツ人建築家ブルーノ・タウト(1880~1938年)が設計した、
日本で唯一現存する建築物がJR熱海駅近くの高台にある。
このほど一部に公開された「日向利兵衛別邸」(熱海市春日町)。
東洋と西洋の不思議な融合は、見る者を異次元の空間に引き込む。
別邸は大阪出身の貿易商の別荘だった。
木造2階建ての本体はもとからあったが、タウ卜は海に向かった斜面に張り出した
人工地盤の下の空間を約130㎡の地下室として設計し、1936年に完成させた。

昨日、旧日向邸の写真を探しましたが見つからず、友人から頂きました。

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雑誌「國際建築」1936年12月号 ブルノータウト滞日作品記事より
ブル-ノ・タウト「旧日向利兵衛別邸」1936_c0087349_8425133.jpg

by core1808 | 2008-06-24 08:43 | 建築


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